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◇ハザードマップ◇ ②土砂災害
カテゴリ:成功する不動産売却とは  / 投稿日付:2025/05/29 16:37

こんにちは!H.Eエステートです。

不動産を売却する際に知っておきたい、基礎知識やお役立ち情報をお届けします。


今回のテーマは「土砂災害」について。


毎号、1分ほどで読み終えていただける内容ですので、少しでもお役に立てれば幸いです。






安心して暮らせる土地選びのために!ハザードマップで土砂災害リスクを確認しよう

「自然豊かな場所で暮らしたい」「高台からの景色を楽しみたい」—そんな理想の住まいを求めて、山間部や傾斜地に近い物件を
検討される方もいらっしゃるでしょう。しかし、そこで忘れてはならないのが土砂災害のリスクです。

近年、集中豪雨や地震の頻発により、土砂災害は日本全国どこでも起こりうる身近な脅威となっています。
安心して暮らせる土地を見つけるためには、ハザードマップで土砂災害のリスクを事前に確認することが不可欠です。


このコラムでは、土砂災害ハザードマップが示す内容と、不動産購入前に確認すべき重要なポイントについて解説します。




土砂災害ハザードマップとは?

土砂災害ハザードマップは、土砂災害が発生した場合に被害が想定される区域や、避難場所、避難経路などを表示した地図です。
主に以下の3種類の土砂災害リスクを示しています。


がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)


・特徴:降雨や地震によって、傾斜度が30度以上ある急な斜面が突然崩れ落ちる現象です。
    発生から到達までが非常に短時間で、家屋を直撃する危険性が高いのが特徴です。

・ハザードマップでの表示:「急傾斜地崩壊警戒区域」や「特別警戒区域」として示されます。


土石流


・特徴:集中豪雨などにより、山腹や川底の石や土砂、樹木などが水と一体となって一気に流れ下る現象です。
    速度が速く、破壊力が大きいため、広い範囲に甚大な被害をもたらします。

・ハザードマップでの表示:「土石流警戒区域」や「特別警戒区域」として示されます。

地すべり


・特徴:地下水が浸透することなどによって、比較的なだらかな斜面が広い範囲でゆっくりと動き出す現象です。
    動く速度は遅いものの、広範囲にわたって被害が及ぶ可能性があります。

・ハザードマップでの表示:「地すべり警戒区域」や「特別警戒区域」として示されます。

これらの区域のうち、特に警戒が必要なのが「土砂災害特別警戒区域レッドゾーン」です。
この区域では、建築物の構造規制や移転の勧告など、より厳しい措置が取られることがあります。





土砂災害リスクと不動産選びのポイント

土砂災害ハザードマップを確認する際は、以下のポイントに注目しましょう。


1.物件の所在地と区域の確認


購入を検討している物件が、土砂災害警戒区域や特別警戒区域に指定されていないかを確認しましょう。
区域外であっても、隣接地が区域指定されている場合は注意が必要です。
特に「特別警戒区域(レッドゾーン)」に位置する物件は、万が一の際の危険度が高いだけでなく、建築制限や土地利用の制限を受ける可能性があるため、慎重な検討が必要です。


2.避難経路・避難場所の確認


万が一土砂災害の危険が高まった際に、安全に避難できる経路や、指定された避難場所がどこにあるかを確認しておきましょう。
アクセスしやすい場所にあるか、避難経路に危険な箇所がないかも重要です。


3.過去の災害履歴と地形


ハザードマップと合わせて、その地域の過去の土砂災害履歴を調べてみましょう。
また、物件周辺の地形も確認が重要です。急な斜面や谷の出口、過去に盛り土された造成地などは、リスクが高い傾向にあります。


4.不動産会社への確認

ハザードマップに関する情報は、重要事項説明の際に不動産会社から説明を受けることになっています。
疑問点があれば、積極的に質問し、納得いくまで説明を受けましょう。
不動産会社には、地域の特性や過去の災害事例に関する情報を持つ担当者もいますので、専門的な見地からのアドバイスを求めるのも有効です。



まとめ:リスクを「知る」ことが安心への第一歩

土砂災害ハザードマップの確認は、安心して住まいを選び、未来にわたって安全に暮らすために欠かせないプロセスです。
リスクがある場所だからといって、一概に「悪い物件」というわけではありません。

重要なのは、リスクを正確に把握し、必要な対策が取られているか、そして万が一の際にどう行動すれば良いのかを
理解しておくことです。ハザードマップを賢く活用し、あなたの理想の暮らしを安心して実現できる不動産を見つけましょう。



札幌市のハザードマップ詳細については、下記のリンクからご覧いただけます。
札幌市土砂災害警戒区域等(札幌市ホームページ)

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本日は以上となります。

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