カテゴリ:成功する不動産売却とは / 投稿日付:2025/04/17 10:45
こんにちは!H.Eエステートです。
不動産を売却する際に知っておきたい、基礎知識やお役立ち情報をお届けします。
今回のテーマは「不動産住み替え時に売却と購入どちらを先行すべきか」。
毎号、1分ほどで読み終えていただける内容ですので、少しでもお役に立てれば幸いです。
前編では、不動産の住み替え全体を通しての注意点について解説しました。後編では、多くの方が悩む「売却先行」と「購入先行」
それぞれのメリット・デメリットを徹底的に比較し、ご自身の状況に合わせて最適な選択をするための情報を提供します。
売却先行 vs 購入先行:メリット・デメリット比較
1.「売却先行」・・・入居中の物件を先に売却する
■メリット
・資金計画が立てやすい:現在の住宅を先に売却することで、実際に手元に入る資金が明確になり、その後の購入計画を無理なく立てる
ことができます。「売れた金額」をベースに予算を組めるため、資金不足に陥るリスクを軽減できます。
・住宅ローン審査が有利になる可能性:現在の住宅ローンを完済してから新しい住宅ローンを組むため、借入額が減り、金融機関の審査
が通りやすくなる場合があります。
また、担保となる物件が一つになるため、手続きも簡略化される可能性があります。
・焦らずに物件探しができる:売却が完了しているため、資金的な心配が少なく、納得のいくまでじっくりと新しい物件を探すことがで
きます。時間的な余裕を持って、理想の住まいを見つけることができるでしょう。
・二重ローンのリスクがない:新しい住宅ローンと旧居の住宅ローンが重なる期間がないため、経済的な負担を抑えることができます。
■デメリット
・仮住まいが必要になる可能性:現在の住宅を売却した後、希望の物件が見つかるまでの間、一時的に賃貸物件などを借りる仮住まいが
必要になる場合があります。仮住まいの費用(家賃、敷金、礼金、引っ越し費用など)が発生するだけ
でなく、複数回の引っ越しによる精神的な負担も考慮する必要があります。
・希望の物件を購入できない可能性:良い物件が見つかっても、すでに売却済みのため購入のタイミングを逃してしまうことが
あります。特に人気のある物件はすぐに買い手が見つかるため、タイミングが合わないと
購入できない可能性があります。
・売却価格が相場より低くなる可能性:売却を急ぐ場合や、なかなか買い手が見つからない場合、相場よりも低い価格で売却せざるを
得ない状況になる可能性があります。
2.「購入先行」・・・住むための家を先に購入する
■メリット
・希望の物件を確保しやすい:理想の住まいを事前に確保できるため、「買い逃し」のリスクを減らすことができます。
特に、こだわりが強い方や、希望条件に合う物件が少ないエリアにお住まいの方にとっては大きな
メリットとなります。
・引っ越しの負担が少ない:新しい住まいが確保できているため、売却のタイミングに合わせてスムーズに引っ越しができます。
仮住まいの手間や費用もかからず、生活環境の変化を最小限に抑えられます。
■デメリット
・資金繰りが難しくなる可能性:現在の住宅ローンが残っている状態で新しい住宅ローンを組むことになるため、一時的に二重ローンと
なる可能性があります。毎月の返済額が増加し、経済的な負担が大きくなります。
・住宅ローン審査が厳しくなる可能性:二重ローンとなるため、金融機関の審査が厳しくなる場合があります。
収入状況によっては、希望額の融資を受けられない可能性もあります。
・引くリスク:購入した物件の引き渡し日までに現在の住宅が売却できない場合、資金計画が大きく狂う可能性があります。
最悪の場合、購入した物件を手放さざるを得なくなることも考えられます。
・売却価格が希望通りにならない可能性:購入物件の引き渡し日が迫っている場合など、売却を急ぐあまり、希望価格よりも
低い価格で売却せざるを得ない状況になる可能性があります。
■どちらを選ぶべきか?
売却先行と購入先行のどちらを選ぶべきかは、ご自身の状況や優先順位によって大きく異なります。
以下の点を考慮して、慎重に判断しましょう。
〇資金に不安がある方:
売却先行を選択し、資金計画を明確にすることがおすすめです。
〇どうしても欲しい物件がある方:
購入先行を選択し、物件を確保することを優先するのも一つの選択肢ですが、資金計画には十分な注意が必要です。
〇住み替え時期に余裕がある方:
じっくりと物件を探したい場合は売却先行、スムーズな引っ越しを希望する場合は購入先行を検討すると良いでしょう。
〇現在の住宅の売却見込み:
現在の住宅が比較的早く売れそうか、売却に時間がかかりそうかによって、有利な選択肢が変わってきます。
不動産会社の意見を参考にしましょう。
〇仮住まいの許容度:
仮住まいの費用や手間、生活環境の変化に対する許容度も判断材料となります。
まとめ
不動産の住み替えは、売却と購入のタイミングによって、その成否が大きく左右されます。
それぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解し、ご自身の状況や優先順位に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
迷った場合は、経験豊富な不動産会社に相談し、専門的なアドバイスを受けることを強くおすすめします。
客観的な視点から、最適な住み替えプランを提案してくれるはずです。
慎重な検討と準備を行うことで、理想の住まいへのスムーズなステップを踏み出しましょう。
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本日は以上となります。
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