カテゴリ:成功する不動産売却とは / 投稿日付:2025/03/11 11:58
こんにちは!H.Eエステートです。
不動産を売却する際に知っておきたい、基礎知識やお役立ち情報をお届けします。
今回のテーマは「囲い込み」について。
毎号、1分ほどで読み終えていただける内容ですので、少しでもお役に立てれば幸いです。

不動産売却を検討する際、売主は不動産会社と媒介契約を結び、買主を探してもらうことになります。
しかし、一部の不動産会社では「囲い込み」と呼ばれる行為が行われていることをご存知でしょうか?
1.「囲い込みとは?」
囲い込みとは、売主から売却の依頼を受けた不動産会社が、他の不動産会社からの問い合わせに対して「すでに買い手がついている」
「商談中である」などと嘘をつき、物件情報を意図的に隠蔽する行為のことです。
2.「囲い込みの目的」
不動産会社が囲い込みを行う主な目的は、売主と買主の両方から仲介手数料を得る「両手仲介」を成立させるためです。
囲い込みによって、他の不動産会社に買主を奪われることなく、自社のみで取引を成立させようとします。
3.「囲い込みによる売主側のリスク」
〇売却機会の損失:囲い込みによって物件情報が広く公開されず、
本来であれば売却できたはずの買主を逃してしまう可能性があります。
〇売却価格の低下:買主候補が限られることで、価格競争が起こりにくくなり、
結果的に売却価格が相場よりも安くなってしまう可能性があります。
〇売却期間の長期化:囲い込みによって買主が見つかりにくくなり、売却期間が長期化する可能性があります。
4.「囲い込みを見抜くポイント」
〇レインズの確認:媒介契約を結んだ不動産会社に、物件がレインズ(不動産流通標準情報システム)に
登録されているか確認しましょう。レインズへの登録は、宅地建物取引業法で義務付けられています。
〇他の不動産会社への問い合わせ:複数の不動産会社に物件情報を問い合わせ、情報の公開状況を確認しましょう。
〇定期的な状況確認:不動産会社に売却活動の状況を定期的に確認し、報告を求めましょう。
5.「囲い込みを避けるための対策」
〇複数の不動産会社に査定を依頼: 複数の不動産会社に査定を依頼し、信頼できる会社を選びましょう。
〇媒介契約の種類を選ぶ: 一般媒介契約であれば、複数の不動産会社に売却を依頼できるため、囲い込みのリスクを軽減できます。
〇売却活動の報告を義務付ける: 媒介契約書に、売却活動の報告を定期的に行うことを義務付ける条項を盛り込みましょう。
まとめ
囲い込みは、売主にとって大きな不利益をもたらす可能性があります。
不動産会社選びや媒介契約の種類など、慎重に検討し、囲い込みのリスクを回避しましょう。
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本日は以上となります。
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